自作マグプル製作法

特殊部隊の写真などを見ていると、よくマガジンに加工をしている人を見かけます。
ダクトテープを貼ったり、パラコードをつけたり、さらにはマガジンに迷彩塗装を施している人など、個人によってさまざまな加工が施されています。
もちろんそれらには何かしらの意味があり、マガジンをポーチから取り出しやすくしたり、マガジンのこすれ音を軽減するためのものであったりします。
もちろんこれらのカスタムはトイガンでも使えるので、今回は特殊部隊のマガジンを参考に「ダクトテープ」と「パラコード」を使って、マグプルの製作法を紹介します。

まず、「マグプルって何?」って人のために解説すると、マグプルとはMAGPUL INDUSTRIES CORPが開発した、マガジンを引っ張り出しやすくするアイテムのことです。  ようするに、マガジンに指をかけるための「わっか」を作り、マガジンをポーチから抜きやすくする道具です。
ただし、マグプルはマガジンの外につけるので、どうしてもマガジンの厚みが増してポーチに多くのマガジンが入らないという弊害もあります。

ですが、今回製作する、自作マグプルはマガジン厚みが増すこともなく、しかも安価に大量生産が可能です。
肝心の製作法ですが基本的には下のような手順になります。

1.マガジンを分解する
まずは、東京マルイ製M16用マガジンを分解します。 マガジンにはノーマル(装弾数68発)、190連、300連の各タイプがありますが、基本的にはどれも同じです。
最初にマガジン横のツメを押して、マガジンの中身を抜きます。(写真1)(このとき300連マグは底の六角ネジをはずしてからでないと抜けないので注意)
マガジンの中身を抜いたら、底にある4本のツメ(写真2)をドライバなどで起こし、そして矢印の方向に引き抜きます(写真-)(ツメを起こしすぎると折れるので注意)
ちなみに、ツメを起こすときに便利なのが、釣具店に売っているプライヤーです。 このプライヤーは本来はスプリットリングと呼ばれるルアーと針とをつなぐリングをはずす道具なのですが、先端がカギヅメ状になっているので(写真3)ツメを簡単におこすことができます(写真4)


       写真1                     写真2                 写真3                  写真4

 

2.パラコードの加工、取り付け
マガジンを分解することができたら、次はパラコードを適当な長さに切ります。
パラコードは、わっかを作ったときにマグポーチから抜きやすく、邪魔にならない程度に切るようにします。(あまり長いと、移動中木になどに引っかかったりとあまりよくありません)
パラコードをカットしたら、パラコードの芯を抜き、端を団子状に縛ります
ここまでの加工が終了したら、いよいよ次は取り付けです
加工したパラコードをマガジンの底の板と一緒にマガジン本体に取り付け増す(写真5)
このとき気をつけなければならないのが、パラコードの位置です。 適当にやるとマガジンの中身が入らなかったり、多段マグの場合はぜんまいが巻けないなどの問題が発生します。 ですので、いったん中身をマガジン本体にはめ込んで、様子を見ながら位置決めしたほうがいいです。(写真6)


       写真5                    写真6

パラコードを無事取り付けることができたら完成です(写真7)

写真7

ちなみに、写真7でマガジンに巻かれているOD色のものはダクトテープです。 これは、マグポーチ内でのこすれ音を軽減し、しかもスタイルアップにも有効です(笑
やり方は簡単で、適当な長さのダクトテープをマガジンに巻くだけで、写真のように一部だけでなくマガジン全体にまいてもかまいません。
もちろんこれも特殊部隊などで実際に行われている加工です。

意外と加工するところが少ないと思われがちなマガジンですが、この自作「マグプル」をつかって、人とは違うオリジナルのマガジンを作ってみるのもいいかもしれません。

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