マスターキーシステム製作法

特殊部隊の写真なんかを見ていると、たまにM4のレール部分にショットガンをつけたものを持っている人がいます。
これは、マスターキーシステム(以下MKS)というオプションで、CQBなどで鍵がかかって開かないようなドアをぶち破って突入するのに使用されます。
MKSが生まれる以前はショットガンとM4を別々に持っていたようですが、2丁持っていた場合かさばって邪魔ですし、なにより室内に人質がいれば無論、ショットガンを武器としてつかうことはできません。 ですが、ショットガンはドアの鍵を破壊するのにはどうしても必要であり、そこでM4の下に固定して補助的な形で使用するという考えが生まれ、MKSが誕生しました。
ちなみに、このシステムの名前の由来はどんな鍵でも開けられる「マスターキー」から来ています。

さて、前置きが長くなりましたが今回はKHC社の「ショットガン2」をベースにMKSの作り方を紹介します。
ただし、作ったのは1年ほど前の話なので、うろ覚え&画像少なめでお送りします(笑
もし、わからない部分があれば、気軽に管理人にメールか掲示板で質問してください。

1.材料&工具
まず材料ですが、以下のものを使用します。
・KHC社製 ショットガン2(webショップで5000円前後で販売されています)
・M4A1付属のキャリングハンドル
・直径3mm、長さ7mm程度のビス(ホームセンターで売っています)
・2液混合型エポキシ系接着剤(こちらもホームセンタで売っていますが、なければなるべく強力な接着剤でもかまいません)

次に工具ですが、以下のものを使用します。
・エッチングソーもしくはピラニアソー(ホームセンターや模型店にて購入できます。 ようするに、プラスチック用のこぎり)
・ヤスリ(100円ショップのもので十分です)
・プラ板(0.5mmぐらいの厚めのもの)
・エポキシパテ(ショットガン2とキャリハンの隙間埋めに使用。 多少多めに購入しとくといいです)
・ドライバ
・ピンバイス(2.5mm)
・適当な色のスプレー缶(ブラックでもOD色でもお好みで(笑)

2.製作開始<グリップ&フロント、リアサイトのカット>
まず、一番邪魔なグリップを切り取ります(写真1) このとき、できればショットガン2を分解してどのぐらいまで切っても大丈夫か?ということを確認してから作業を始めてください。 カットできたらプラ板で穴をふさいでおきます。
続いてフロント、リアサイトをカットします。 このときフロント部分の上と下のチューブの長さを同じにしたほうが、見栄えがよく簡単にできます。(写真2)

        写真1              写真2

3.キャリングハンドルの加工
次に、キャリングハンドルを加工します。
まずは、キャリングハンドルのサイト部分を分解します。(この辺は写真がないので説明書を見ながらやってください。 SPピン抜けばほとんどのパーツが抜けてくるはずです)
サイト部分を分解したら、キャリハンをひっくり返して、インターフェースノブとクランプバーをとりのぞきます。 そしてインターフェースがついていた棒をネジを切ってある側からたたいて取り去り、キャリハンの内部にある金属パーツも取り出しておきます(確かネジをはずせば取れるハズ・・・)
キャリハンをすべて分解することができたら、上のとって(?)部分を切り取り平らにし、ヤスリで削って形を整えます。 もちろんそれにあわせて金属パーツも切削加工しておいてください。
すべての作業が終了したら、キャリングハンドルに各部品を取り付けておいてください。

4.キャリングハンドルとショットガン2の接合
まず、ショットガン2とキャリハンに2.5mmのピンバイスで穴をあけます。(ガムテープなどで固定して一気に開けるといいです。 穴を開ける位置は写真3を参考にしてください)
穴を開けたらショットガン2に接着剤を塗ってビスで固定します(写真3) このとき、接着剤はケチらずたっぷりと塗りましょう。
接着剤が十分乾燥したら、接合部をエポキシパテで整形し、適当な色で着色して完成です(写真4)

        写真3              写真4


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