サンプロジェクト M203グレネードランチャー

対応カートリッジ ・CAW社製モスカートシリーズ
・GB-Tech社製 108BB ShootGrenadeシリーズ
・サンプロ純正カート
アングス製グレネード 等
価格 16000円








長所
・各社から発売されているさまざまなカートが使える
・複数の敵や、遮蔽物に隠れて敵に対して非常に有効
・カッコイイw

短所
・重い
・金型が古いため、各部にがた等がある
・グニャリとしたトリガーフィール


サンプロジェクトから発売されているM203グレネードランチャーで、サンプロジェクトのオリジナル商品ではなく、旧JAC(現在は倒産)の金型を買い取り、サンプロジェクトが生産しているものです。 そのため本体には「MFG JAC」の表記が見受けられます。
概観は基本設計が古いせいか、実物のM203とは多少異なった部分がいくつかありますが、シルエット的にはそんなに大きく崩れてはいないので、十分許容範囲内です。
ただ、細かい部分の仕上げが微妙で、バレルが艶ありだったり、バレルががたついたりと、多少手をくわえなければならない部分が存在します。 特にバレルの色については、テカテカの艶ありになっているので、つや消しの黒で塗装するか、社外品のバレルを使うことをオススメします。

トリガー周りは、セーフティもきちんと再現されていてなかなかよく出来ていますが、トリガーフィーリングがグニャっといった感じで使う人によってはかなり違和感を感じます。
これは、普通のトイガンが、ハンマーを起こす→トリガーを引く→ハンマーが倒れ、バルブ等を叩き発射、といったトリガーからいったん「ハンマー」を通して間接的に動作しているのに対し、M203はトリガーが直接的に発射用のピンを押す構造になっていることが原因で、ハンマーを内蔵すると銃刀法に触れる恐れがあるため、安全策としてこの方式をとっているようです。

M203の取り付けに関しては、通常同社から販売されている「取り付けアタッチメント」を使用し、M16シリーズ全般への取り付けが可能です。
また、各社から取り付けアダプターなども出ているので、そちらも使うこともできます。
ただ、デルタリングには対応しておらず、デルタリングの場合はG&P製のM203を購入した方がいいでしょう。(加工をすれば、サンプロ製M203もデルタリングに取り付けられるらしいですが、詳細不明)
ちなみに、ウラ技的ですが、FIRSTFACTORYから発売されている「ハードアウターバレル」を使用すれば、アタッチメントを使用しなくても取り付けることができます。(ただし、若干の加工ありですが。)

実射性能ですが、これは完全に使用カートに依存する形となっていて、あくまでM203は「グレネードを発射するための器具」でしかありません。 各社からさまざまなタイプのグレネードが発売されているので、用途によって選ぶといいでしょう。
また、照準は、ハンドガード上部についている「クアドラントサイト」を使って照準しますが、なかなか難しく、思ったように射撃できるようになるには熟練が必要です。
ですが、いったんうまく射撃できるようになれば、複数の敵や、遮蔽物に隠れている敵等に対して非常に有効で、大きなアドバンテージを得ることができます

唯一の欠点である「重さ」を気にしなければ、使い勝手もシルエットもいいので、ぜひ16系ならば装備したい1丁です。


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