メカボックス分解初心者講座
ここでは、メカボックスを始めて分解する初心者向けに、必要な道具から、基本、ちょっとしたテクニックなどを解説していきます。
もし、分解していて、「ここがよくわからない」と思ったら遠慮なく掲示板やメールで管理人に質問してください。

 

1.はじめに
まず、メカボックスを分解するに当たって、注意したほうがいいことをいくつか・・・・

・パーツをなくさない
「そんなことあたりまえだろ!」と思うかもしれませんが、メカボックスの中は小さなスプリングやパーツが多く、メカボックスの開け方を間違えただけで、そのパーツ類が宙を舞うなんてことになりかねません(実際、管理人も何回も経験済みです(笑)
なので、細かいパーツの管理に関しては十分注意して、分解したらきちんと皿の上などにおいておくのがベストです。

・パーツを無理にはずさない
パーツ紛失と同じぐらいに恐ろしいのがパーツの破損です。
メカボックスを分解していると、なぜか「なぜか取れないパーツ」が出てきます(笑 正確には、ねじのはずし忘れや他のパーツに引っかかっていて取れないなどということがほとんどですが、この場合無理やりはずそうとするのは絶対にやめるべきで、下手をするとパーツが変形、破損してしまいます。
なので、パーツが取れなかったら、少し頭を冷やしてもう一度手順をよく思い出してください。

・ねじの締めすぎに注意する
意外と初心者がやりがちなミスのひとつに、ねじを締めすぎて、ねじが馬鹿になるというのがあります。
がっちりと固定したほうがいいだろうという真理はわからなくもないですが、締めすぎてネジが馬鹿になってしまったら元も子もありません。

以上、この辺に気をつけて分解していけば特に問題はないと思います。 まあ、そんなに身構えるのもアレなんで、肩の力を抜いて気軽に行きましょう(笑

 

2.道具について
メカボックスのを分解するにはさまざまな道具が必要になってきます。 普段管理人が使っている道具、合ったほうが便利といった道具を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

・ドライバー
基本的にこれひとつあれば、メカボックスの分解はなんとか可能です(笑
一口にドライバーといっても、さまざまな形状、大きさがありますのでいくつか使ってみて、自分で必要だと思った大きさをそろえればいいでしょう。
参考までに管理人は、ラチェットドライバ、精密ドライバセット、トルクスドライバ、柄の長いマイナスドライバの4つを使用しています。(下参照)
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ラチェットドライバ
某100円ショップにて購入。 左右にひねるだけでネジが回るようになっているので便利。 また、柄の部位分が大きく力がかけやすく、ラチェット機構とあいまって、かなり硬いネジも楽にはずせるという利点も。
ただし、力をかけやすいため、ついつい無駄な力をかけてしまいがちでネジが馬鹿になりやすい(笑

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精密ドライバセット
100円ショップ似て購入。 何の変哲もないごく普通のドライバ(笑
細かいネジや、入り組んだところ、ネジ穴がスカスカでラチェットドライバが使いにくいところなどに使用。

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トルクスドライバ
某ホームセンターにて購入。 基本的に、マルイのメカボックスを分解するのに必要です。
トルクスネジとは上の画像のような特殊なネジで、トルクスドライバがないと基本的にあけられません。(マイナスドライバなんかで無理やりこじ開けられないこともないですが(笑)
実は結構手に入りにくいドライバで、少し大きなホームセンターでないとおいてないなんてこともあります。 ちなみに、マルイ製メカボックスは、「T10」というサイズがあればOKです。

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柄の長いドライバ(笑
かなり入り組んだところにあるネジなどを回すときに使います。
むしろ、M16系のスライドストックをはずすときにしか使いません(笑

・ピンセット
棒模型店にて購入。 細かいパーツや、ネジを拾い上げるのに大活躍してくれます(笑
先の曲がったものと、ストレートなものと2種類そろえればいいです。
ちなみに、画像のストレートタイプのピンセットは、先を鋭く削って細かいものをつかみやすいようにしています。

・適当なマット
メカボックスの中はグリスだらけなので、分解したパーツをそのまま置くと、机がえらいことになります(笑
なので、何か適当な物を下に引くことをお勧めします。
ガンショップのHPなどを見ると、専用のラバーシートなんかが売ってますが、はっきり言って文房具店で売っているカッターマットか粘土板のほうがはるかに使いやすいです。
まあ、最低でもチラシぐらいは下に1枚引くといいでしょう。(破れるのでお勧めしませんが・・・)

・プラスチック手袋
メカボックスの中はグリスだらけなので、分解したパーツをそのまま触ると、手がグリスでえらいことになってしまいます(笑
なので、ホームセンターなどで売っている薄手のプラスチック手袋の使用をお勧めします。
なるべく薄く、自分の手にぴったり合ったものがベストです。 ちなみに管理人は、医者などが使う、医療用の手袋を使用しています。

・適当な容器
1.でも言ったとおり、小さいパーツは皿に乗っけておくのがベストです。
なるべく、パーツを細かく分けられるように容器をたくさん用意しましょう。 管理人のお勧めは、塗料皿です。(模型店で、12枚入り100円と非常に安価で入手も楽)
ちなみに、ガンショップなどでは、分解ブースなどが売っていますが、これは使わないほうがいいでしょう・・・・
なぜなら、大きなパーツは入らない、小皿を中にたくさん入れて置けない、そもそも道具の出し入れどうすんだ?などの問題があるので・・・・(笑

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